Actuator Line JP

Tecline

ラック&ピニオン駆動システムの潤滑

ラック&ピニオン駆動システムを長持ちさせるためには、適切な潤 滑が必要不可欠です。 Rollon のラック&ピニオン潤滑システムは、 ポリウレタン製のピニオンを介して駆動ピニオンに直接グリースを塗 布します。グリースニップルを使用して手動で潤滑を行うこともでき ます。また、タンクが耐用年数を迎えるまで、駆動システムを継続 的にメンテナンスなしで利用することを可能にする自動ルブリケータ タンクもご用意しています。 自動ルブリケータータンクは、用途の要件に応じて、指定の期間 (最長 1 年間)にわたり潤滑剤を配分するよう設定できます。 "KLUBER CENTOPLEX GLP 500 タイプの 表面用オイルを使用して、1 年/2000 Km 走行 ごとにプリズム・レールの潤滑を維持してください、 おおよそオイルがタンクに入ると、レール を潤滑するフェルト部分が湿ります。 レールを潤滑します。注意:フェルトにはあらかじめ潤 滑油が塗布されています。システムを始動する前に、 フェルトにオイルが完全に染み込んでいることを確認し てください。再潤滑操作:リザーバー・ニップルからリ ザーバーにオイルを注入する。" Prismatic Rails PAR シリーズ PAR シリーズアクチュエータには、標準仕様で耐用年数を迎えるま で潤滑が施されたカムローラーガイドエレメントが搭載されています。 PAS シリーズ PAS シリーズアクチュエータには、定期的な潤滑が必要な循環式 ボールスライダーブロックが搭載されています。このスライダーブロッ クは、隣接する回転部品同士の“鋼と鋼”の接触を排除し、回路 内の位置ずれを防ぐ保持キャリッジと共に取り付けられています。 スライダーブロックの標準的な潤滑方法は、手動で潤滑油を補充 する方法となります。スライダーブロックの潤滑ポイントは、簡単にア クセスできるよう工場出荷時に、キャリッジ上部に取り付けられてい るグリースニップルブロックに設定されています。このシステムによりメ ンテナンスの間隔が長くなるため、メンテナンスは 2,000km 使用した 時点、または 1 年使用した時点のいずれか先に到達した時点で 1 回行うだけで済みます。 オプションの自動潤滑システム搭載の PAS アクチュエータには、グリ ースブロックに自動ルブリケータータンクが取り付けられています。こ のタンクは、荷重下にあるボール軌道面に必要な量のグリースを 継続的に供給します。このルブリケータータンクを使用することで、 モジュールの潤滑頻度を大幅に減らすことができます。このシステ ムによりメンテナンスの間隔が長くなるため、メンテナンスは 4,000km 使用した時点で 1 回行うだけで済みます。 さらに長い耐用年数が必要な場合や、用途が高サイクル、高荷 重の場合は、詳細について当社までお問い合わせください。 リニアガイドシステムへの潤滑

手動潤滑

自動潤滑

図 74

図 75

タンク

オイル注入口

T L

フェルト

図 76

各ブロックの再潤滑に必要なグリースの(概算)量:

タイプ

サイズ

潤滑油 [g]

90

1.5

100

2.5

140

2.5

170

3.0

PAS

220

5.0

230

5.0

280

6.0

360

6.0

表 170

手動潤滑

自動潤滑

図 77

TL-51 図 78

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