Actuator Line JP

静荷重と製品寿命

静荷重と製品寿命

静荷重 静荷重条件において、ラジアル定格荷重Fy、アキシャル定格荷重 Fz、モーメント Mx, My および Mz は最大許容荷重値を示しま す。この値を超えると、動作特性が低下します。静荷重の確認に は安全率S0が使われますが、これは具体的に下表に挙げられるよ うな応用の特殊な条件に大きく左右されます。 カタログに記載されている荷重値は、使用されているリニアガイド、

すべての許容荷重値は、剛性構造にしっかりと固定されたアクチュ エータを参照しています。片持ち梁の用途では、アクチュエータのプ ロファイルのたわみを考慮する必要があります。

安全率 S 0

衝撃や振動がなく、スムーズで方向の変化の頻度が少ない。 取り付け精度が高く、弾性変形が少なく、クリーンな使用環境。

2 - 3

通常の取り付け条件

3 - 5

衝撃や振動があり、進行方向の変化の頻度が高く、弾性変形が大きい

5 - 7

図 1

実際の荷重条件と定格荷重の比は。想定される安全率の比〇を 考慮した値が1を下回ってはなりません。

P fz

1

M 1 M x

1

M 2 M y

1

M 3 M z

1

P fy

1

S 0

S 0

S 0

S 0

F z

S 0

F y

図 2

上の公式は、荷重が一つの場合に当てはまります。記述されたよう な力が一つ以上同時に作用している場合は、次の様な計算を行 う必要があります。

= Y 方向荷重 (N)

P fy

= 定格荷重( Y 方向) (N)

F y

1 S 0

P fy

P fz

M 1 M x

M 2 M y

M 3 M z

= Z 方向荷重 (N)

P fz

+

+

+

+

F y

F z

F z = 定格荷重( Z 方向) (N) M 1 , M 2 , M 3 = 外部モーメント ( Nm) M x , M y , M z = 各方向の静定格モーメント (Nm)

図 3

作用する力がが十分正確に把握できれば、安全率〇は得られた 値の下限とすることができます。システムに衝撃や振動がある時は、 選択する値が高くなります。高スピードや加速度のアプリケーション では、より高い安全性が求められます。詳しくは、弊社アプリケーショ ンエンジニアリング部までお問い合わせください。

動的 F

X と関連のベルト安全率

衝撃および 振動

速度/加 速度

向き 安全率

水平 垂直 水平 垂直 水平 垂直

1.4 1.8 1.7 2.2 2.2

衝撃も振動も ない

軽い衝撃または 振動 強い衝撃または 振動

3

表 1

SL-2

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